仏壇　御供

ご信徒様になられた方がはじめに聞かれるのが、どの様な御供ですがと聞かれます。
密教では閼伽・塗香・華鬘・焼香・飲食・灯明を六種供養といって、仏さまの六つの智慧をあらわし、私たちにとっては六波羅蜜の行になると考え、仏壇もこの供養を基本としてお供えします。
ただ。良くある小さめのお仏壇は、正式なお飾りが出来ない事もありますので、最低、これだけはというものをいえば、本尊様に向って右側に灯明（燭台）、中央に線香立て（香炉）、左側に花（華瓶）をお供えし、これを三具足といいます。また灯明を二つ、花を二つ、香炉を一つの組み合わせを五具足といい、この時は中央に香炉、左右両脇に灯明、その外側に花を置きます。
　しかし、りっぱな仏具を調えても枯れっぱなしの花、汚れたままの香炉では、仏さまやご先祖も喜ばれません。
　また、よそからのいただきものをしたときには、手をつける前に、必ず仏前にお供えしましょう。手を合わせ、「ありがとうございます」という感謝の心が大切です。

眞言宗 誠願寺
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