お彼岸

「彼岸」というのはパラミータ（波羅蜜多）般若心経の最後のところに羯諦羯諦　波羅羯諦　波羅僧羯諦　菩提薩婆訶の語に由来して
悟りに至る。彼岸とはまた極楽浄土のことです。極楽浄土は西方にあるとの考え方から、太陽が真西に沈む春分秋分の日の夕陽を観想すれば、浄土に行けるという日想観が成立しました。
　浄土には、阿弥陀如来がおられ、「汝一身、正念にして直ちに来れ、我よく汝を守らん」と呼びかけ、河のこちらには釈迦如来が立って「恐れることはない。まっすぐに行くがよい」と勧めます。
　この道を、春分秋分の日の、太陽の真東から真西に進む道と重ね合わせて、その前後一週間を「お彼岸」と決めたわけです。

真言宗 誠願寺
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