子宝祈願

子宝祈願・求子祈願とは文字の如しで、子宝に恵まれるように神仏にお願いをする法要です。

ご祈願を依頼される方々は、不妊治療をされて３年ぐらいになる方が多く、諦めたところに神頼み的な感じで来山されます。

本来でしたら、最初にご祈願をお受けになられるのが良いかと思います。現在は目に見えない物は、あまり信用されないところがございますが

目に見えないからこそ大切なこともたくさんございます。神仏は必ず存在しますので、心からお願いをすれば必ず救っていただけます。

子宝祈願法は、古来から貴族や武家等で行われており、子孫繁栄はお家繁栄となるが故に重んじられ、密教寺院にその願いをかけておられていた。　その祈願のご本尊は、愛染明王・訶梨帝母（鬼子母神）・如意輪観音・烏枢沙摩明王等で、子宝の祈願をされていました。

残っている文献では、江戸時代には盛んに行われており、祝言（結婚式）と同時に愛染明王による子宝祈願をしていた文献が残っております。