愛　愛情

もう35年前になりますが、私が修験（山伏修行行者）に入ったばかりの事です。
ご縁会って、ニューヨークご出身のキリスト教神父さんに出会いました。
私が山伏修行して悟りを得ることに、宗教はもちろん違いますが激励の言葉を頂きました。
その時に（神は愛なり）愛は忍耐、受け入れ、許すこと
生きる目的は愛である神に近づく事、永遠に神と生きる事ですよと
言われました。その時はまだ10代の駆け出しの若者でしたから、なるほどの一言で終わりましたが
本日、理趣経をお唱えしているとその記憶が、鮮明に思い出され
理趣経も愛を解く経典でもありますし、神仏と共に生きる事でもあるので
宗教は違いますが同じ目的でもあると感じました。
愛、愛情は人が生きていく中でその時々にあるもので
例えば、子供が病気にかかると両親は当然、子供と変わってやりたいと
思いますし、又、子供が嬉しそうにしていると両親も嬉しくなり幸せを感じます。
そこに愛情があるからそう感じます。
同じく他人にも同じ愛情があれば、いつもあれば、皆が幸せになれると思います。
愛の無い事は地獄の世界でもあります。

眞言宗 誠願寺
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